音楽と福祉　共鳴イベント

歌手・番匠谷さん、泉佐野で１０月　ライブ、障害児らと制作体験

　優しい気持ちの「はじまりの場所」に――。泉佐野市出身のシンガー・ソングライターで、社会貢献活動にも取り組む 番匠谷ばんじょうや 紗衣さん（２３）が１０月、「音楽」と「福祉」を融合させたイベントを同市内で開く。様々なアーティストによるライブや障害のある子どもたちとの制作体験を同じ会場で実施。「楽しみながら、分かり合える。そんなきっかけの場になれば」と期待を込める。（北口節子）

　番匠谷さんは、市内の中学校に通っていた頃からギターで作曲活動を始め、１９歳でメジャーデビュー。手掛けた楽曲が人気テレビドラマ「科捜研の女」で用いられるなど活躍の幅を広げている。

　福祉に関心を持つきっかけになったのは、高校生の頃、ある児童福祉施設から「歌いに来てほしい」と依頼を受けたこと。育児放棄や虐待の被害に遭い、心に傷を抱えた子どもたちと出会って「寄り添いたい」との思いを強めた。

読売新聞オンライン　2022/09/01 05:00

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