家庭に眠る食料品回収 フレスコ16店 フードドライブ活動へ参画

フレスコキクチが食料品を児童施設やひとり親世帯などに配りました。

福島、宮城両県で食品スーパー「フレスコキクチ」を展開するフレスコ(相馬市)は12日から、家庭に眠っている食料品を支援が必要な人に届ける「フードドライブ」を全16店舗で始めた。寄せられた食料品は、東北地方の児童福祉施設や1人親世帯などに届けられ、子どもたちの育成に役立てられる。

 福島県内の相馬、鹿島、東原町、北町の4店舗と宮城県の12店舗に回収ボックスを設置。来店者が持ち込んだ食料品は、1週間ごとに宮城県にある同社の流通センターに集められ、NPO法人ふうどばんく東北AGAIN(宮城県)を通じて児童福祉施設などに提供される。

 常温保存可能なもの

 受け付けているのは、賞味期限まで1カ月以上あり、常温で保存可能なレトルト食品、カップラーメン、缶詰、スナック菓子など。

 フードドライブへの参画は、持続可能な開発目標(SDGs)の一つ「つくる責任 つかう責任」に対する同社の取り組みの一環。宮城県内の店舗で期間限定でフードドライブを実施すると、多くの来店者が賛同したという。

 菊地盛夫社長は「たくさんの反応が寄せられたのは、多くの方が機会があれば食品を提供したいと考えていた証し。お客さまの思いの窓口となり、一緒になって活動を盛り上げたい」と話している。

みんゆうネット 2022年09月14日 10時15分

続きはこちら