保育所充足率、長野と山梨は8割切る 待機児童は4年連続最少に
待機児童数が四年連続で最小になりました。
厚生労働省は8月30日、全国の保育所や認定こども園の定員、待機児童数の取りまとめを発表した。4月1日時点の待機児童数は、1万人を割った前年からさらに改善が進み、2690人減の2944人だった。最多の2017年(2万6081人)の約9分の1となり、4年連続で最少。一方、少子化を背景に定員充足率は減少を続け、都道府県別の充足率によると、25県が全国平均(89・7%)を下回っていた。
充足率初公表
今回の取りまとめで特徴的だったのは、都道府県別の定員充足率を初めて公表した点だ。これまでは全国平均のみだった。
全国の定員充足率は89・7%。全都道府県が減少傾向で、25県が全国平均を下回っていた。長野(77・7%)が最小で、山梨(78・5%)、岐阜(80・6%)が続いた。充足率が高かったのは兵庫(96・5%)、神奈川(96%)、大阪(95・5%)の順だった。
福祉新聞 2022年09月07日